夢の話

いつからだろう。

日々の業務に忙殺されて本当になりたいものを忘れてしまっていたのは。

いつからだろう。

だんだんと仕事から笑顔がなくなっていたのは。

いつからだろう。

患者さんと向き合うのが面倒になっていったのは。

 

俺はどうなりたかった?

俺はどんな医者に憧れていたんだっけ?

 

俺は世界一の外科医になりたい。

いつも笑顔で患者さんを救っちゃうような、かっこいいヒーローみたいなお医者さんになりたい。

みんなが憧れるような、キラキラした輝きをもつ人でありたい。

 

そんな大切な夢をいつしか忘れてしまっていた。

忘れてごめん。

必ずなるから。

世界一の外科医に、かっこいいヒーローになるから。